こんにちは!
ライブハウスで働く人たちが、
それぞれ何をしているのかが分かる
お仕事紹介シリーズです。
第1回目は、
音響(PA)
です。
ライブに関わることになったら
必ず出てくるであろうこのワード。
音響ならまだしも「PA」(ピーエー)と言われて
え?なにそれ?
ってなったそこのあなた。
これを読めばもう大丈夫!
明日からドヤ顔できます。
音響(PA)とは
おおまかなイメージとしては
です。
大体はライブハウスの後ろ当たりの
「PAブース」から
さまざまな機材を触りながら
出演者の音を拾って加工して
メインスピーカーから出しています。
ライブハウスに所属しているPAさんを
「ハウスオペレーター」
といった言い方をするときもあります。
また、様々な現場にいかれているPAさんが
特定の出演者さんだけオペレートしに来ることを
「乗り込みPA」と言ったりします。
ちなみにPAという言葉は
PA=Public Address(公衆伝達)
の略です。
こっちの方がよくわからなくなるかもしれませんが。。
もともとAddressは「演説」という意味があり、
公衆に演説を届けるという意味から来ているようです。
なので、音楽だけでなく、
何かしらの音や声を増幅して拡散する装置
ということですね。
音を届けるって具体的に何するの?
さて、ここからは
実際にPAさんがしていることを
お話していきます。
勘のいい方なら、
出演者もアンプとかドラムで
音が出てるからPAさん無しでもいいんじゃないの?
それだけでもかなり音が大きいのに。
と思われるかもしれません。
もちろんそれぞれの楽器や
ヴォーカルさんの声など
基本的にはそこから音が出ているものも多いです。
ただ、
・音量
・音質やバランス
・LINE音源
・演奏しやすさ
これらの問題をクリアするには
必ずPAさんが必要になるんです。
音量
家やスタジオの規模で聞く生音が大きく感じても
数百人入るライブハウスだと
後ろの方はとても小さい音になってしまいます。
そこで、PAさんが演者さんの音を拾って
機械で増幅してお客さん全員に届くくらいの
音量にしているんです。
音質やバランス
楽器も声も、人によって音量は異なりますよね。
特に力いっぱい出せば出すほど
個々人の能力によって差が出てきます。
そこで、もし
むちゃくちゃ力のつよく音の大きいドラマーさんのバンドで
すごくか細い歌い方のボーカルさんだった場合、
そのままの音量を増幅したら
もう悲惨なことになりますよね。。。
そこでPAさんの出番です。
それぞれの音量差をPAさんが調整して
お客さんの耳に心地いいバランスに仕上げて
スピーカーから出しているんです。
LINEやMIDI音源などの処理
アプリのLINEじゃありません(笑)
電子キーボードやPC、それにDJなど、
いわゆるデジタルの音源に関しては
そのままじゃ音がでません。
(スピーカーには繋がないとして)
そこでPAさんは
そのデジタルな音を直接PA卓にもらって
他の音とミックスして出すのです。
演奏しやすさ
音量にもかかわってきますが、
ステージ上は家やスタジオなどとは立ち位置が異なります。
たとえば一般的な配置では、
ボーカルさんの真後ろには
一番生音の大きいドラムさんが位置します。
なので、後ろから常に
”ズンドコ、ドコドコ”、聞こえる訳です。
そして左からはギターのサウンド、
右のベースの音はステージ全体を包むようにぼわ~っとして
もはやボーカルさんの自分の声は
よっぽど叫ばないと耳に入りません。
そんな時は、やっぱりPAさんの登場です!
出演者さん一人ひとりに「モニター」と言われる
指定した音を返せるスピーカーから
演者さんが欲しい音を出して演奏しやすい場を作ります。
他にも
まだまだ言い出したらキリがありませんが、
PAさんがやっていることを
なんとなくご理解いただけたでしょうか?
そう、
PAさんがいないと
ちゃんとしたライブが出来ないんです!
基本的にPAブースやステージ袖など
隠れた場所にいるので
あまり印象にないかもしれませんが
もしライブをする際には
声かけや相談しながらやられると
本番が更によくなるかもしれませんね。
まとめ
今回は、
ライブハウスで働く人たちが、
それぞれ何をしているのかが分かる
お仕事紹介シリーズの第1回目、
音響(PA)
について説明しました。
もしあなたが主催する時は
これらを意識して関わってみると
より楽しくなるんじゃないでしょうか。
では最後までご覧いただき本当にありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう♪